Wordで作成した、顛末書のテンプレートを登録不要・無料でダウンロードできます。
トラブルや不祥事が発生した際、その事実経緯・原因・対応・再発防止策を記載した「顛末書」を掲載しています。
テンプレートは、 情報漏洩・経理処理ミス・発注ミス・請求書誤発行の4つのケースに対応した文例になっています。
いずれもそのまま使えるフォーマットになっているので、内容を差し替えて使用できます、ぜひご利用ください。
テンプレートは、下の4種類です。
- テンプレート1(顧客情報USBメモリ紛失)
個人情報事故に関する重大インシデントの文例です。
発生状況から再発防止までセキュリティ面に重点を置いた構成で、「暗号化未実施」「持ち出しルール未徹底」など原因を具体化しています。
情報セキュリティ関連の事故報告や、顧客や監督機関への提出資料などでご利用ください。 - テンプレート2(経理処理ミスによる入金漏れ)
期日未入金の経理トラブルを扱った文例です。
会計システム未入力や確認不足などの原因分析を含み、ダブルチェック体制・アラート機能導入など再発防止策を即時提示しています。
取引先への説明資料や、経理部門の社内報告書にご利用ください。 - テンプレート3(発注ミスによる数量誤り)
1,000個のところを10,000個発注してしまったなど「数量ミス」の典型事例の文例です。
在庫負担や納期混乱など影響範囲を明確に記載し、発注確認書・数量アラート機能など再発防止策を盛り込んでいます。
営業部・購買部門のトラブル報告書、上長・社内共有用資料としてご利用ください。 - テンプレート4(誤った請求書発行)
請求金額の過少・過大誤りを記載した顛末書の文例です。
納品書照合不足・二重チェック未実施など原因を整理し、正請求書の再発行と訪問謝罪など迅速対応を明確にしています。
取引先提出用のお詫び兼顛末報告書や、経理・管理部門の内部用資料としてご利用ください。
情報管理・経理・購買・請求業務といったビジネスシーンで発生しやすいトラブルに対応していまが、他の発生事案に変更するなど、自由にWordでカスタマイズしてご利用ください。
印刷結果など確認はしていますが、自己責任でご使用ください。
無料でダウンロードでき、すぐに使用できるので、まずはお試しください。
関連する「【始末書テンプレート4種・文例付き】破損・情報漏洩・事故・Word形式でそのまま使える」もご利用ください。
USB紛失・情報漏洩の顛末書テンプレート

顛末書
令和○年○月○日、当社社員が顧客情報を保存したUSBメモリを紛失するという重大な事案が発生いたしました。
事実関係を調査しました結果を、下記のとおりご報告申し上げます。
記
1.発生日時
○月○日 午後○時頃
2.発生状況
当社営業部社員□□が、当日訪問予定の顧客資料(氏名、住所、契約内容等を含むリスト)を保存したUSBメモリを鞄に入れて持ち出しましたが、移動中に当該USBを紛失いたしました。
紛失に気づいたのは同日午後○時30分頃、移動先の顧客先に到着時の確認時でございました。
3.影響範囲
当該USBには○○件分の顧客情報が保存されておりました。現時点で第三者による不正利用等は確認されておりませんが、情報漏洩の懸念がございます。
4.初動対応
社員□□は直ちに上司に報告し、当日訪問経路および交通機関の遺失物センター、立ち寄り先を捜索いたしましたが発見できませんでした。
翌日には改めて社内情報管理担当を通じ、該当顧客へ状況のご説明と謝罪を開始いたしました。
5.原因分析
・USBメモリを暗号化せずに顧客情報を保存していたこと
・社外への資料持ち出し手続きが適切に実施されていなかったこと
・個人の注意不足により、鞄からの落下・置き忘れを確認できなかったこと
6.対応と再発防止策
・関係顧客へ個別に事実説明と謝罪を継続
・速やかにUSBの利用停止、クラウド等のセキュア環境への切替を実施
・USB利用をやむを得ず行う場合は、暗号化およびパスワード設定を義務化
・社員に対する情報管理研修を強化し、社外持出ルールを徹底
以上、今回の事案につきまして、重大な情報管理不備を招いたことを深く反省し、二度と同様の事故を起こさぬよう全社を挙げて改善に取り組んでまいります。
以上
Wordテンプレート 文例1 無料ダウンロード
経理処理ミス(入金遅延)の顛末書テンプレート

顛末書
令和○年○月○日、当社において経理処理の不備により、取引先○○株式会社様への入金が期日どおり行われないという重大な事案が発生いたしました。
事実経過および原因、今後の対応について、下記のとおりご報告申し上げます。
記
1.発生日
○月○日(入金期日:○月○日)
2.発生状況
本来○月○日が支払期日であった○○株式会社様への代金○○円について、経理担当□□が会計システム入力を失念し、入金処理が行われませんでした。
○月○日に先方より未入金の確認連絡をいただき、当該事案が発覚しました。
3.原因分析
・入金処理を担当者個人の確認に依存していたこと
・ダブルチェック体制が不十分であったこと
・月末処理業務が集中する中で、担当者の確認不足が生じたこと
4.影響範囲
・○○株式会社様への信頼を損なう事態となった
・入金遅延による事務的な手続き負担を相手方におかけした
5.初動対応
・発覚直後に当社より○○株式会社様へ謝罪連絡を行い、翌営業日に速やかに入金を実施
・併せて、担当責任者が直接訪問し、経緯説明と再発防止の表明を行った
6.再発防止策
・経理処理における「ダブルチェック体制」の導入 (担当者と上長の二重確認)
・支払予定リストを毎週作成し、全件を管理部門で共有・進捗確認
・会計システムに「期日アラート機能」を導入し、期日前に自動通知される仕組みを整備
・全社員を対象に、取引先信頼維持の観点から情報・業務管理の徹底研修を実施
以上、このたびは経理処理ミスにより、多大なるご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。
今後は再発防止に向けて社内体制を強化し、信頼回復に全力で努める所存です。
以上
Wordテンプレート 文例2 無料ダウンロード
発注ミスの顛末書テンプレート

顛末書
令和○年○月○日、当社において発注ミスが発生し、取引先に多大なるご迷惑をおかけしました。事実関係と原因、ならびに再発防止策を下記のとおりご報告申し上げます。
記
1.発生日
令和○年○月○日(○曜日)
2.発生内容
営業部□□が、取引先○○株式会社より受注した「電子部品(型番:ABC-1000)」を発注する際、本来1,000個の注文であるところを誤って「10,000個」で仕入先に発注しました。その結果、余剰在庫が発生し、納期遅延および在庫管理上の混乱を招く事態となりました。
3.原因
本件の発生原因は以下のとおりです。
・発注入力時の数量確認を怠ったこと
・上長によるダブルチェックが未実施であったこと
・発注システムの自動アラート機能を活用していなかったこと
4.発生後の対応
発覚後、速やかに仕入先と調整を行い、余剰分の一部を返品、残りは長期使用を見込んだ社内在庫として保管いたしました。取引先○○株式会社には、営業部長△△が直接訪問し謝罪するとともに、納期の調整をお願いし了承を得ております。
5.再発防止策
今回の事案を踏まえ、以下の施策を実施いたします。
・発注前の「二重チェック体制」の徹底
・発注システムにおける「数量上限アラート機能」の設定
・発注担当者に対する入力・確認手順の再教育
・発注内容と受注内容を照合する「発注確認書」の導入
以上のとおり、本件は当社社員の不注意および確認体制の不備によって生じたものであり、会社としても重大に受け止めております。今後は再発防止策を徹底し、信頼回復に全力を尽くしてまいります。
以上
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請求書誤発行の顛末書テンプレート

顛末書
令和○年○月○日、当社において取引先○○株式会社様宛に誤った内容の請求書を発行するという不備が発生いたしました。
事実経過および原因、対応と再発防止策について下記のとおりご報告申し上げます。
記
1.発生日
○月○日(請求書発行日)
2.発生状況
本来は○月度納品分として請求金額○○円を発行すべきところ、経理担当□□がシステム入力の処理を誤り、実際より○○円多い(または少ない)金額で請求書を作成・送付いたしました。
○月○日に先方よりご指摘をいただき、発行内容の誤りが判明しました。
3.原因分析
- 担当者が入力データを確認する際、参照すべき納品書と照合を怠ったこと
- 請求業務におけるチェック体制が不十分であったこと
- 発行スケジュールが集中したため、作業に追われ確認が疎かになったこと
4.影響範囲
- 相手先への誤った金額請求により、事務処理の二度手間をおかけした
- 信頼関係に影響を及ぼしかねない状況を生じさせた
5.初動対応
- 発覚直後に当社より謝罪のご連絡を行い、同日中に正しい請求書を再発行
- 担当責任者が相手先を訪問し、経緯説明とお詫びを直接申し上げた
6.再発防止策
- 請求書発行時に、必ず納品書・契約書と突合確認を行うルールを徹底
(担当者チェック+上長承認の二重体制へ移行)
- 請求処理スケジュールを分散化し、期日直前に作業が集中しない仕組みを整備
- 会計システムにて自動チェック機能を導入し、異常値や過去履歴と照合する仕組みを強化
- 経理担当者への定期的な業務研修を実施し、精度向上を図る
以上、この度の誤請求により、取引先に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
今後はチェック体制を徹底し、請求業務の信頼性を高めることで再発防止に努めてまいります。
以上